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このブログが直接の原因で会社を辞めざるを得なくなった。。。 (古い順にUPしてあります)
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「この件に関しては、すべて顧問に任せてあるから」 
薄笑みまじりで、そう常務は言った。

結局、常務 でありながら、自分ではどうしていいのか判断がつかなかったのか、それとも第三者を通した方が あとあと自分の立場も守れると思ったからなのかは分からない。。。
この頃にはどう言う処遇になろうと、もうとにかくどうするのか早く決めてくれと思っていた。

しかし、事もあろうか また勝手にブログを東京ボン太に見せた事には閉口した。

また著作権は踏みにじられた との思いが強く、東京ボン太がいったいナンボのモンか知らんけど、やるならトコトンやったるで! と密かに決意していた。


次の日。

午前中から面談だった。
本社では何度か見た事はあるが、会話するのは初めてだ。
言葉は穏やかだが、最初から対決ムードが東京ボン太の表情から見て取れる。


「忙しい時に申し訳ないね。 早速だがサスケさんの書いたブログ、全部読ませてもらいました。あれは一体どういうつもりで書いたのか聞かせてもらえますか?」


「 “どう言うつもり” って言うのはどう言う意味ですか? 何のつもりもありませんよ。ただ自分の想いをブログに書いただけです。 その中には、ナイことをさもあるように書いてある部分もありますし、ある事でも面白おかしく大袈裟にデフォルメして書いてある部分もあります」


「私もインターネットに関しては詳しい方ではないですが、このブログってのは不特定多数に読んでもらうために発信しているんですよね」


「そうです」


「何かたくさん書いてありますが、私がざっと読んだだけでも、いったい誰のことを書いてあるのかスグ分かる内容ですよね。 “ジジィ” “イメルダ” “本社は健康食品会社では、知る人ぞ知る会社だ” とか・・・ しかも辛辣な言葉で。
インターネットは誰が見るか分からない、もっと言えばウチのお客さんや出入りしている業者がこれを見て、“こんな会社とは取引できない” とか、 “なんちゅう会社や” と思われたら、君は趣味程度でやっているかも知れないが、会社にとってはそれこそ取り返しのつかない事態になる。またはその可能性が充分にあると言う事は考えなかったのかな・・・。」



またそれか。。。だったら何なんや!??


「それに“バイトしている” とか、 “袖の下をもらっていた” とか書いてある。真偽のほどは問わんが、これが本当なら重大な就業規則違反になるが」


「“知られる可能性がある” と言えば、インターネットである以上可能性はあります。個人名を出しているわけでもありませんし、いわゆる不特定多数の人がこれを読んで誰の事か分かりますか?? 知ってる人が読めば分かる程度で。 
何なら道行く不特定多数の人にこれを読んでもらって、誰の事か分かるか聞いてみましょか?まあ分からないと思いますよ。 可能性で話をされたらツライですね。
たまたま見つかり、それを指摘されやめろと言われ、本当に反省したから削除したんです。ペナルティとしてボーナスもカットされ、反省文も書き、担当も外され、パソコンも没収されて、それでも失われた信用を取り戻すべくこの約半年間努力してきました。もちろんこれぐらいで償えるとは思ってはいませんが、今日 東京ボン太さんから言われたような事は、これまでに常務や部長とさんざん話し合ってきました。それをまた今さらになってほじくり返されても、何をどうしたいのか理解に苦しみます。
私のこんなしょうーもないブログの内容であれこれ言うなら、もっとアクセス数が多くて世間的にも認知されて影響力も大きい
2ちゃんねる と言うサイトご存知ですか?非難中傷の嵐ですよ。
しかも内部の人でないと知り得る事の出来ない事実まで公表されています。
私のはもう既に削除したから誰に見られるという事はありませんが、この2ちゃんねるは毎日 何万何百万とアクセスがあります。こっちの方がよっぽど問題ではないですか?」


また同じ様な事をほじくり返されて、インターネットに明るくないオッサンに何を弁明しても無駄だと思ったので、話を2ちゃんねるにすり替えた。


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最初から対決ムード。 
東京ボン太も “面談” と言いつつ上から目線の口調だ。 東京弁なので大阪人の俺からすりゃ、よけいに冷たく聞こえる。。。

「それに・・・。袖の下をもらっている と書いたのは、前の会社の事で10年以上も前の事ですし、バイトをしている と書いたのも過去の事なのに、それでも “今” 大問題になるような事なんでしょうか?? 確かに就業規則には許可なく副業に就くことは禁止と書かれていますが、
重大な 違反になるのでしょうか? 過去にやっていた事さえ問題にするのなら、全社員を過去にさかのぼって調査するべきではないですか?」

たたみかける様に反論する俺を見る東京ボン太の目がさらに厳しく光った。



「会社としては、会社を、ましてそこで働いている仲間や上司を批判し揶揄するような内容のブログを公然と第三者に向けて書く社員を、何の処分もしないで置いておくと言う事はできない。 会社へ挑戦してくるような社員は そんなに不満があるなら、どうぞ遠慮せずに辞めて下さい と言わざるを得ないですよ」


面談と言うから (何かいな?) と思っていたが、何のことはない。。。
最初から処分ありき で、話を持ってきてるんだ。。。。



「我々サラリーマンが居酒屋などで酔っ払いながら、会社や上司の悪口を言う事はよくある事だが、それとは問題が違う」


「どう違うのか理解に苦しみますが、このブログも見つかるまでに1年半から2年経過しています。過去に書いたり思ったことを問題にするのは、大袈裟に言えば言論弾圧・思想統制にも通ずると思いますが・・・。
それに “取引先やお客さんがこれを読んで” と言いますが、もう既に削除してありますので見ることは出来ないですし、この1年半から2年の間に、このブログが明らかな原因で何らかの不利益を被ったという事実があるのでしょうか? 東京ボン太さんが言っているのは “たら・れば” の話ですね。 先ほども言いましたように、 “○○する可能性がある” “△△になるかも知れない” と言う、憶測・推測で話をされるとツライです。
私のブログを全部読んだのなら私の作風は容易に分かりますよね。本当かどうか真贋織り交ぜ、大袈裟なデフォルメを至る所にちりばめてドタバタ風に書いてありますし、第一ブログを論文のように読んで、 “ここにこう書いてあった” とか “こんな事を思っていた” とか、それが本当かどうか判定のつきにくい事をイチイチあげつらって問題にされてもねぇ。。。。」

ボン太はますます眉間にしわを寄せて俺を凝視している。

その後もこまごまとしたやり取りがあって話は平行線のまま、第一回目の面談を終え、次回は1週間後という事になった。。
実は俺は本社の社員から面白い情報を入手していたので、それをいつぶつけるかタイミングを見計らっていたが、次回(2回目)の面談で爆発させる事になる。



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1週間後の2回目の面談も初回と変わらず 「ブログにこう書いてあった」 とか細かい部分をあげつらい、 あげくに 「反乱分子は会社には置いておけない」 と言った恫喝にも近いもので、面談とは名ばかりの “最初に処分ありき” の内容的には中身のないものだった。


ただこの話の中で

「処分としては、これぐらいでは解雇する事は出来ない。解雇と言うのは刑事事件を起こしたぐらいの社会的に重大な故意又は過失でないとその対象にはならない」 とハッキリ口にした。


「・・・解雇は出来ないけれど、解雇したい気持ちと同等の気持ちです。面談はこれで終わりますが、次回は粛々と厳正なる処分を下します」 と顔色も変えずに淡々と事務的に告げた。


面談が終わって、また常務が東京ボン太と話していたが、どうせまた「何で報告しない」 とアホの一つ覚えみたいにツッコンで来ると思ったので、言われる前にスグに内容を報告した。
ことさら
解雇は出来ない を強調して。。。

次回の模様は、もし後々に何らかの争い事になった時のために、一部始終を録音しておこうと思い、カバンにはICレコーダー付きのMP3プレーヤーを入れておいた。



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俺は本社の社員から面白い情報を入手していた。

それは、本社の男性社員が女子社員にセクハラ行為をはたらき、社内では秘して何の処分もしていない事。しかもセクハラをしている男性社員は2人もいたらしい。。。
おまけにウチの常務でさえ、ウチの女の子たちにセクハラまがいをしていると言う苦情があったこと。


本社の件は全く知らなかったが、ウチの女の子たちへのセクハラ云々は、実は俺は女の子たちから苦情として聞いていた事がある。


「常務ね、何か話す時に私らの体を触ってくるんです。肩と胸の間の微妙な所を。。。  肩をポンと叩かれる事って、ままあると思うんですがわざわざ前から、しかも微妙な所を・・・普通そんな事しないでしょ? 初めはたまたまだったのかなと思ったけど、私もB子さんも同じ様な事を何回もされてるんです。
それに常務って、よく女性蔑視の言葉を自慢げにいいますよね。。。 “女のクセに” や “ええ歳して結婚せぇへん女は何か問題があるんや” とか・・・。
反論したら自分の考えを押し付けるように延々と喋り続けて仕事が出来なくなるから私たち我慢してますけど」


女性蔑視とも取れる発言はよく聞かされていたが、 “体を触る” なんてのは全然知らなかった。




このセクハラ情報を教えてくれたメンバーが、
「こんな問題を起こしていても何の処分もされてないんですよ。 サスケさんのブログなんて、まあ言やどうでもいい問題じゃないですか。。。明らかにブログのせいで実害があったわけじゃなし、実名を出しているわけでもないし、内容的にもよくある愚痴程度のもんですよ。それを大問題にするほうがおかしい」  まさにその通りだと思う。。。



東京ボン太との面談は最初から対決ムードだったので、あんまり一方的に言ってくるなら、セクハラ問題を追及してやろうと思っていた。

2回目の面談の最後のほうで、ボン太は
「インターネットに公然と会社を批判するような記事を載せる挑戦的な社員は、公的手段に訴えてでも排除します!」

だぁかぁらぁ~・・・。 何をそんなに息巻いてトチ狂ってるのぉ??
公の場所に出たら、困るのはそっちでしょうよ。。。それこそ会社イメージが悪くなっちゃうよ。。。
“面談” と言いつつ、あんまり上から目線で高圧的に、まるで企業ヤクザのように脅しをかけてくるので、ついに俺は
 「そうですか・・・。 結果責任として会社や他の方に対してご迷惑をおかけしてしまった事は申し訳なく感じています。それが証拠に正式に皆さんに謝罪しましたし始末書も書きました。ブログも閉鎖して反省の意を私なりに表しています。ですが、もちろんそれで全てが終わったとも思っていません。会社からの処分に関しても、何ら文句は言えませんので甘んじてお受けする覚悟でした。
会社としても毅然とした態度なのは分かります。
それならセクハラと言う、社会問題にもなっている問題を2人も起こしたのに、なぜ毅然たる処分を取らないんですか?

(何故そんなことまで知っている??) と言うような表情で俺を凝視するボン太。。。
結果的には、この一言で俺は本社への出入りを禁止された。 サスケを本社でウロウロさせるとマズイと判断したのだろう。



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その日は朝から何か物々しく、一種異様な雰囲気だった。
恐らくそう感じていたのは当事者の俺だけで、どんな処分なのかはあらかじめ常務は知っていたはずだ。
ネットストーカー部長は、もう自分の手から離れて
何がどうなろうと知ったこっちゃない と気楽なもので、と言うよりも自分で問題を大きくしておきながら手に負えないと感じるや、ノホホ~ンと常務におんぶに抱っこと言う情けなさで、直属の上司でありながら何も出来ない・何もしない、部長とは名ばかりのやる事いう事ヒラ社員と変わることがない。



ICレコーダー付きのMP3プレーヤーの電源をオンにして別室へ入っていくと、そこには勝ち誇ったような表情の東京ボン太が待っていた。


「これまで2回ほど面談しましたが、ついに1回も “スイマセンでした” と謝罪の言葉はなかったですね。。。
反省していると言うけれどサスケ君の話し振りや態度を見ていると、本当に反省しているのかどうか疑わしいと感じます。前回も言いましたように、確かに解雇は出来ません。ですが会社の思いとしては辞めて欲しいという事です。今から会社として正式な処分を下します」
と言って、常務も中へ招き入れた。

「処分通知書」と書かれた書類を広げ、そこには前文に

不特定多数に知らせる目的で、ブログに会社またはグループ会社及びその社員に到るまで公然と批判し揶揄するような内容を記載し、会社に対して多大なる損害を与えた。
 と書かれてあり、つづいてその処分の内容が箇条書きに3つほど書かれてあった。

①1月より6月まで、給料の総支給額より10%の減給
②始末書の提出
③処分の事実を社内に貼りだす


仰々しく読み上げる東京ボン太に「ヘイヘイ」と言う感じで聞いていて、横で常務が一つ一つ内容について確認している。 通知書の最後に常務の名前が記されてはいるが、処分については 全く関与していない 事が分かる。
東京ボン太は便宜上、人事顧問と言うワケの分からない役職に就いただけで人事権のある取締役でも何でもない。ってことは、れっきとした
越権行為 だ!!
このやり取りはちゃんとICレコーダーに録音してある。。。


それに 『多大なる損害』 って、具体的に何なのかも書いていない。


ここで常務が
「本来なら解雇処分やねんけど、会社としては温情判決なんや!」  とボケた事を言い出した (ーー゛)

もう声を大にして
 ハァ~?? と言いたいで!
東京ボン太も言ったように、これぐらいでは解雇は出来んのやで。 念のために弁護士にも相談したら、
「このブログの内容では解雇する正当な理由にはならないでしょう。やれば不当解雇に当たる恐れがあります」 と言っていた。。。

俺は違う!と思ったので、再度 東京ボン太に確認した。

「本来は解雇なんですか? これぐらいでは解雇は出来ないと言ってましたよね? 念のために弁護士に確認したら解雇は出来ないと思うということでしたよ」

常務の不用意な発言に俺がスグにツッコンだのと、 “弁護士” の一言で、常務とボン太は一瞬固まって、言い訳にしどろもどろ。。。
すぐ話題を変えて、始末書の書き方や書く内容まで指示し始めた。

この問題が勃発してから正式処分が決まるまで7ヶ月。
正式処分が出るまでの間、夏冬のボーナスをカットされ、担当を外され、パソコンを取り上げられ、本社への出入りも禁止され、その上この処分内容。おまけに給料が半年間10%減給されて処分期間が過ぎても、次の夏のボーナスは寸志程度なんでしょ・・・。
これが果たして「温情判決」ですか??? 本当のところは解雇は出来ないから、いま出来うる最高の処分でしょ!!

死刑は出来ないから、実質上の最高刑である無期懲役に処す と言っているのと同じですよ!!そんな事はアホでもわかる。
何を恩着せがましく言うとんねん! と俺はあきれ返っていた。。



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この頃には、どんな処分になったとしても 意地でも会社にいてやろう! と決意していたが、まさか減給が半年に及ぶとは想定外だった。。。

俺が想定していたのは始末書はもちろんだが、
①降格(係長から主任、悪くてヒラ) 
②減給(パーセンテージは分からないが3ヶ月ぐらい)
かな?? と思っていた。

俺の総支給額の10%の減給って言ったら41,000円で、これが半年間。
しかも処分期間が過ぎても次の夏のボーナスは寸志程度。。。まあ満額はもらえないだろうなぁとは思っていたが、寸志って10万円もないでしょ??
4~5万円程度じゃないの?~?
これじゃあ生活できまへん!!(ーー゛) 一番陰険な、そう言う辞めさせ方するんや・・・。




次の日、朝一番で会社の掲示板に処分通告書が貼り出された。
「サスケ君の正式処分が決まった」
と言いながら、常務はその内容を淡々と読み上げ 「人事顧問はこの件に関しては大変重く受け止めていて、サスケ君には厳然と厳しい処分を課したんや」 と、女の子たちの方を向いて説明している。
会社としてどういう処分にするのかを執拗に問い詰めていた2人だし、特にメチャイケに出てくる大久保 佳代子のようなB子は、部長がプリントアウトして配ったブログを見て

「私は絶対許しませ~ん!」  と絶叫していた事からも、常務は気遣って、まさに ホラ、こんなキツイ処分にしたったで! とアピールしているように思えたが、まあ図星だろう。。。


実際のところ普段から本音は言わないし、いつもヒソヒソ・コソコソやっているので何を考えてるのか分からない2人なので、女の子たちの本意はどうだったのかは知る由もないし、それで気が収まったのか、何を今さらと思っていたのかは2人の表情からは読み取れない。



俺が本社への出入りが禁止された事は、本社の部長クラスには通達が行ってたみたいだが、その他は知らないので、現場のメンバーからは
「サスケさん、最近全然来てくれないから仕事できませんやん! 何やってるんですか?」  

「俺、出入り禁止になったんや」  

「 (ーー゛) ウチの会社はいつも現場の事を考えんとその場限りの、アホな思いつきの対応をするから・・・」  と困惑していた。。。

申し訳ないなぁ~・・・。 
現場の人間としては、現場が混乱して仕事が出来ないってのが一番ツライ。でもこればっかりはどうしようもない。。。



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