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このブログが直接の原因で会社を辞めざるを得なくなった。。。 (古い順にUPしてあります)
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「2〜3日してから、もう一度サスケ君の気持ちを聞かせて欲しい」 と言われ別室を出た時に、一部始終をメモっていた女の子の代表A子が 「サスケさんは前から一貫して同じ事を言っているのに、部長は何がしたいんでしょうかねぇ??」  と不思議そうに俺に向かってつぶやいた。

この発言で、常務が言っていた「みんなこのブログで怒ってるんや」 と言っているが、女の子たちには見せていないものと思ったし、むしろ味方なのかな? との思いがあった。
この事を、一番初めにこの件をリークしてくれた取引先の人に話すと、
「サスケさん、気をつけたほうがいいですよ! サスケさんがパソコンからプリントアウトしたものや、送ったFAXは全て女の子がチェックして報告していますよ」



(ーー;) ...!?「何でそんなこと知ってるんですか?」


「ウチに部長が乗り込んできた時に、 「アイツのプリントアウトしたものやFAXは全てチェック済みなんや」 と言うてました。  しかしそれを聞いたときに、「そんな事までしてどうするつもりなんですか? 」と聞いたら、「アイツが影で何をしとるか知るためや」 と・・・。 それならそんな姑息な事せんと、サスケさんに直接言やいいのに」 と言ったんですが・・・」

まるでネットストーカーそのものだ!



それから三度の話し合いの日がきた。
前回と同じように俺と部長と女の子の代表A子が別室に入り、開口一番部長が「サスケ君の最終意見を聞かせてくれるか」
最終意見も何も、終始一貫して俺の気持ちに変わりはない。三度同じ事を言った。



「書くこと自体が私の趣味ですしライフワークですので、ブログをヤメるつもりはありませんが、会社や社内のメンバーの批判めいた記事を書く事は自重します。それでも “ 会社を辞めろ ” と言われるなら反論はしません。納得は出来ませんが・・・」 


「それが君の本心なんやな? 
分かった。 常務と話し合って、後日会社としての最終判断をするわ。しかしこんな問題になってるのに、いまだにブログは消しもしないし、それどころか他のブログにコメントまでしてるやろ! ブログのパスワードはXXXですとか」



(ーー゛) .... このオッサン、俺のブログのチェックどころか、リンクしている他のブログへのコメントまでチェックしているらしい・・・。


まさかここまでヤルとは・・・ちょっと病気やな!!




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部長が何故ここまでブログをヤメさす事にこだわるのか、今もって理解出来ない。
gooブログの時は「グループ会社に対しても恥ずかしい」と言うのが一番の理由で、
サスケが書いていると言うのは全グループ会社の全社員が知っているはず との思いがまず最初にあるからで、自分が読んでいるから、当然みんなも知ってる と言う、よくありがちな勘違い。


それに今回は自分の事をボロクソに書かれてあるのが許せなかったのだ。
常務曰く
「部長は顔を真っ赤にして怒ってた」 ぐらいだから・・・。 
怒ると言う事は
「ここに書かれてある事は本当です」 と言っているようなもんだ! (^◇^)

この問題があってから俺のブログとリンクしている他のブログのチェックは、部長の最重要な仕事になっている。
アクセスログを見ると、多い時で1日 20〜30回、少ない時でも15回ぐらいアクセスしてきている。しかも10分おきぐらいに・・・。

ここまでやっているとは、思っても見なかったので「他のブログにコメントを残してるやないか」 と言われた時はさすがに言葉に詰まった。
まさに
ネットストーカー の本領発揮ってとこだ!


女の子の代表A子から「私たちのパソコンや常務のパソコンからは見ようとしても見れないんです。部長のだけが見れるんですが何故ですか?」と聞かれたが、(それはこっちが聞きたいわ!)と思った。
俺は会社のPCからはアクセス出来ないように設定していたのだが、部長の新しいPCのIPアドレスも調べてブロックしていたつもりだったが設定が甘かったらしい。


「別に君たちのパソコンを触ったわけでもないよ。ドメインを指定してブロックしただけや」
これはウソで、実際は以前に全PCのIPアドレスを調べていたのだが、リークしてくれた取引先の人から、サスケに触られないように会社の全PCにパスワードをかけたと言う事を聞いていたから、あえてそう言った。
二人とも
何のこっちゃ???〜 と言う表情だった。 そう説明したところで分かるわけないか!PCオンチだから・・・。
だけどこれでますます警戒を深める事になった。


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会社としての判断は後日になったが、絶対に辞めさせられると思っていた。
ネットに詳しくない、と言うか全然知らないオッサン連中にブログやインターネットについていくら説明をしても理解を得られないと思うし・・・。 だからと言ってこのまま引き下がるのは癪だったので、どうせ辞めさせられるならトコトン戦ってやろうと思って腹をくくっていた。

それから1週間ほどして、今度は常務から話があった。


「サスケ君、この前部長と話した時に “辞めさすなら辞めたるわ” と言うたそうやな」  
「ハァ??? そんな事は言ってませんが・・・」 
どうやら部長は俺を悪いように悪いように持って行きたいらしい。どこまでもイヤらしい奴め! 


「会社を辞めたくはありませんが、ブログを続けるなら会社を辞めろと言われるのなら、それに従います と言ったんです。何も “辞めさすなら辞めたる” なんて言い方はしてません」 


「あのな、君のブログのせいでみんな怒ってるんやで! 会社を辞めるとか辞めないとか言う前に、一旦はみんなに謝らんとイカンのと違うか? まして本社の多くの者がこの内容を知っとるんやろ? いくら表現の自由がある言うても書かれた方は気ぃ悪いやないか! サスケ君からしたらワシは “ウザいジジィ” らしいし・・・」


ブログでは常務の事も遠慮なしに切りまくっていた。
ウチの会社のジジィ、俺と沿線が同じでほぼ同時刻に出社する。地下鉄から降りてお互い違うルートで会社まで行くのだが、数十秒でも自分が先に会社に着けば、俺が「おはようございます」と言っても絶対に挨拶を返さない。
就業のギリギリ時間の出社ならならまだしも、15分前には出社しているのに なに文句あるねん!
ジジィより俺が先に退社する時も同じで、自分より先に帰る奴には挨拶しない。
「挨拶は社会人の基本ですわ!」 とはアンタが言うた言葉やで!自分の吐いた言葉まで忘れるぐらいモウロクしとんのか??


自分の事もケチョンケチョンに書かれているにもかかわらず、至極冷静な対応の常務。
このあたりが小心者の部長とは懐の大きさが違うと思ったが、次の瞬間 予想もしない事を言い放った。


「謝る謝らんはサスケ君の自由や! だけど謝らないんだったら、私はこの事を君の奥さんと両親に報告します!」  

何やそれ (@_@;) ...

語気を強めて言う常務に (そんな権利あるのか? それは越権行為ではないのか?) と思いつつも、常務の話の端々には出来るだけ穏便に済ませてやろうと言う言い回しも感じた。 

「サスケ君は会社を辞めたくないと言うが、このままでみんなが平常に仕事が出来ると思うか? 一旦はケジメをつけんとイカンのと違うか?」
妙に納得させられる言葉だった。


「過去2回ほど部長と話をして、私は サスケ君から謝りの言葉は出たか? とずっと聞いてたんや。だけど部長からは 謝りませんねぇ と聞いてる」
 

“謝りませんねぇ”
って・・・。 
確かに謝っていないし、謝る気もなかった。 反省なんかする気もナイ! って言うより、 「どうするねん?どうするねん?」 だけで、そんな話を引き出すようなやり取りなんかない。 

何回も同じ事を言わせて、女の子からも「部長は何がしたいんでしょうねぇ」と言わしめたのは、俺から謝りの言葉を引き出したかったからなのか?

アンタの言い方では謝ろうと思っても謝れまへんわ!



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「一旦は謝らんとイカンのと違うか?」 と言われて、(何で謝らなアカンねん・・・) と思いつつも常務の言葉には何か説得力を感じたし、言葉はキツイ言い方だったが出来るだけ穏便に済ませてやろうと言うものをアリアリと感じた。

「会社を辞めるのは自由だが、こんな辞め方では形が悪すぎるし、お互いにとって良くない。どうするか良く考えて早いうちに結論を出せ」

そう説得されて、俺は形だけでも常務の言うとおりにしようと思った。。。



次の日の朝
始業の9時半と同時に事務所の真ん中に立ち


「皆さんにお話があります・・・。
私のブログで皆さんには大変不愉快な思いをさせてしまい申し訳ありませんでした」
  
深々と頭を下げ、頭を上げる瞬間に部長や常務を見たら、“やっと謝りよった” とのような表情をみせていた。 


一瞬の静寂があり、続けて常務からは
「これからは具体的にどうして行くか、サスケ君の決意を言いなさい」 
これだけでは不十分と判断したのか、静寂が何を意味するのかを感じたのか、フォローの言葉だったと思う。

“ブログは二度とやりません” と言わしたいのだろうという事はスグに分かったが、ヤメるつもりはない俺としては言いづらかった。


ふた呼吸ほど間をおき、決するように
「ブログは二度とやりません。 そして失った信頼を少しでも取り戻せるよう、これからの仕事で証明してゆきますので、どうかよろしくお願いいたします」 と、言い終わらないうちに、事務の女の子B子が声を荒げて


「私は絶対に許しませんっ!!
“女の子と言っても、42歳と38歳のもう立派なオバハンで、未だ未婚の負け犬コンビ” とか書かれて、許せと言うほうが無理ですっ!」
 


嵐の前の静けさ・・・。 
一瞬の静寂が意味するものは、これだったのだ。 朝一番の事務所内は一瞬にして凍りついた・・・。



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全くの想定外の出来事に、俺を含め常務や部長も目が点になった。
続けてたたみかける様に



「セクハラまでされて、その上こんな事まで書かれて許せる訳がありません!」


「セ・セ・セクハラぁ? 何のこと??」  覚えていないと言うよりも、全く記憶にない。



「飲みに行った時に、私の胸を触ったじゃないですか!」


「ハァ〜?? いつ?? 悪いけど全く記憶にないわ!」

俺の事だから、何かの飲み会の時に酔った勢いで、調子に乗って胸を触るぐらいの事はやらかしてるかも知れない・・・(#^.^#)
だけどウチの会社の女の子と飲みに行った事なんて、十数年のうち2〜3回ぐらいしかない。 しかも一番最近でもう7〜8年ぐらい前の事だ。 


誰が好き好んでお前の胸なんか触るか! “めちゃイケ”に出てくる大久保 佳代子みたいな顔したブサイクによぉ
と言いたいが、いくら俺でもそんな事をいえる状況ではない。
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「会社の所在地や年齢、未婚・既婚の有無まで書かれて、これって個人情報の流失と違うんですか!」

違う! 違う! 全然違う! 

何でも法律名を出しゃあいいってモンやないで! 
俺のブログのどこに “誰が読んでも、その個人を特定する情報” を書いてるんや??
それを言うなら名誉毀損と言われれば、もしかすると当てはまるかもしれないが、個人情報の流失なんかでは断じてない! 
ちなみに「個人情報」とは、
第二条
この法律において「個人情報」とは、生存する個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述等により特定の個人を識別することができるもの(他の情報と容易に照合することができ、それにより特定の個人を識別することができることとなるものを含む。)をいう。

声を荒げて、鬼のような形相で、ブサイクがさらにブサイクに・・・。 まるでヒステリーのように叫ぶ “大久保” に、何も言えないでいる。

さらに続けて


「サスケさんの奥さんにもこのブログを読んでもらって、どう言う意見か聞きたいですわ! それで “別に大した事ない” とか言うなら私も納得します」 

「そんな事してどうするんや? まるで報復やないか! そんな事で事態の収拾なんか出来へんやろ」 常務がやっと口を開いた。

しかしブログをプリントアウトして全員に配り、あえて事態を大きくした張本人の部長は・・・。

なぁ〜んにも言わず、ただオロオロしてるだけ!


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事務の女の子 B子 “大久保” がセキを切ったように訳の分からない事を矢継ぎ早に言い始めると、事務所内は凍りつき全員が言葉を失った。


「いまサスケ君は自分の思いとして、謝罪したんや。これからはもう二度と迷惑を掛けるようなことをしないとみんなの前で宣言した。この言葉を信じるしかないやろ! ブログももう既に削除した。なあ、そうやろ?サスケ君」


するとA子が
「以前にやめるよう注意したにもかかわらず、またやってると部長・・から聞きました。2度ある事は3度あるといいますし、信じるしかないと言われても信じられません。私らの意見としては個人情報まで公開されて、会社としてどう言う処置をするのかお聞きしたいです」


「どう言う風にしたら二度とこんな事がないかをみんなで考えていこうや! 今ここでどうするこうするなんて決められへん」


「いえ、会社としての対応をお聞きしたいです。それが納得できないようなものであれば、私らはしかるべき所へ相談に行って対応します」 


「なんやワシが悪いみたいに言うてんのか!? 悪口みたいなブログを書いてみんなに迷惑をかけてるのはサスケ君や!  彼がわざわざ全員の前で謝罪し、二度としないと誓ってる。
今この時点でそれを信じる以外に何をするっちゅうんや! サスケ君の奥さんに読ませるとか、そんな事して事態の収拾になるんか!?」 



いつの間にかA子・B子の二人から常務が責められ、俺を援護してくれている構図になっている。


俺が言うべき立場ではないが・・・。

部長が俺のブログを見つけた時、自分の力ではブログをヤメさせられないと思ったのなら、プリントアウトはしても常務だけに見せて相談するなり他に方法はあったはずだ。
それを全員に配って、わざわざ事を大きくするようにした張本人なのに、事態が思った以上に大きくなり思わぬ展開になったら、何一つ言葉を発するわけでもなく自分はまるで第三者のようにしている。

この姑息さは今に始まったことではないが、この後さらに姑息さ加減が増して行く事になる。


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しかし俺が謝罪するまで女の子二人は全く普通で、顔色一つ変えないで俺と接してきた。 まさにタヌキもいいとこ・・・。

これもリークしてくれた取引先の人から教えてもらったのだが、俺とその取引先の人が打ち合わせしている時は必ず “大久保” がお茶を持ってきていた。 俺が何の話をしているかチェックし、部長に報告するためだと言う。
そう思うと打ち合わせの別室には盗聴器でも仕掛けられているのではないかと思い、一度全員が帰った後で部屋を調べた事があった。 分からなかったけど・・・。

ある日、部長から「会社のパソコンは私が全部管理するからログインパスワードを教えろ」 と言い出し、仕方なく教えた。
その頃には疑われそうなファイルやお気に入りなどヤバイものは全部削除していたので、いとも簡単に教えた事に驚いたような表情をしていた。

俺が帰った後、インターネットの履歴やメールを調べているようだった。
次の日出社してパソコンを立ち上げたら、ツールバーの履歴ボタンが押したままになっているし、スタートから “最近使ったファイル” を立ち上げると何を見ていたかがスグ分かる。見られてヤバい物はないが、やっぱり気分が悪い。
部長は取引先の人が自分の味方だと思っているようで、何でもベラベラ喋ってくれるのである意味有難い。


その後も
「あれからサスケから何か聞いてるか」 とか何やらコソコソやっている。
取引先の人もあまりに情けないと思ったので、「何でサスケさんに直接言うとか、コミュニケーションをとらないんですか。サスケさんは部下ですよ」 と忠告したが、何も返答はなかったらしい・・・。 
ここまでくると情けなさの極みやなぁ (-_-;)


俺が部長のパソコンにまつわる仕事振りを書いていたのがよっぽどイヤだったのか、それとも俺に指摘されてその意味のなさに気付いたのか、それ以来は
“パッケージの図面などをPDFにして業者からメールで送ってもらったのを一旦プリントアウトして、スキャナーで取り込み、タイトルをつけまたプリントアウトしてこれを延々・・・・” と言う時間つぶしの仕事はスッカリしなくなったが、ゲームは以前にも増して堂々とするようになった。

別の取引先の担当者にも
「サスケのブログ知ってるか」 と聞いてみたり・・・。 
この担当者は毎日ブログを見に来てくれており、部長は必ず聞くと思ったのでこの事件の顛末を話しておき先に口裏を合わせておいた。

「ブログをやっているとは聞いてましたが、一度も見に行った事はありません。会社では見れないし、家にはパソコンがありませんから・・・」 とウマく逃げてくれた。


「いまそのブログが大問題になっとるねん。もし何かこの件に関してサスケから聞いたら教えてくれよ」 

まったく、上司がどこまでコソコソするねん!

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7月10日はボーナスだった。
いつもボーナスの時は常務から訓辞を頂戴し明細をもらう。 今回も朝一番から一人一人別室へ呼び出された。 入ると何故か部長もいる・・・。



「全体的には去年並みの金額だが、サスケ君のは今回あんな事があったので少しペナルティーを科してある」

予想通りだと思った。
最悪ボーナスをもらう前に会社を辞める事になるかも知れないと思っていたので、減額されてももらえただけまだラッキーと言うしかない。


 
「あれからブログをやってるのかどうかは知らんけど、これで終わったわけではないんやで。今はサスケ君のことを見ているんや」




謝罪した言葉を文書にせよと言うので、俺は、 “二度とブログはしません。 これからは仕事に専念して、失われた信頼を取り戻せるよう努力します” と言うような内容の 決意文 を書いて提出した。
その気もないから書くのには抵抗があったが、俺はこんな文章を書かせたら得意だ。 
だが書いていて虚しくなった事も否めない。 



「女の子らはなぁ、ブログを書いたサスケ君は悪くない。そんな社員を処罰もせずに置いておく会社、つまり私が悪いって言うとるんや!」 



「はぁ・・・??」



私も長い間サラリーマンやっとるが、業務に関連する以外のこんな人的問題で頭痛めたのは初めてや! 毎週一回、朝に病院行っとるやろ。胃に潰瘍が出来とるんや!血便まで出る」

俺からすりゃ、ここまで問題を大きくしておいて、なぁ〜んにもしない部長にも責任大アリだと思うが当の本人は何食わぬ変顔で、何にもしない。


俺の知らない所で、女の子たちと常務・部長は何回も話し合っているらしく、常務の愚痴にも似た種々の話を聞きながら、別室を出た。
自分もかなり辛辣な事を書かれているのに、冷静というか事態の収拾に頭を痛めている。
これを聞いてさすがに俺でも「ウッ!」と来るのに、まるでノホホ〜〜〜ンとしている部長には、ただただ哀れさを感じるだけだ。


次は女の子たちが呼ばれて別室へ。

しばらくすると


「どないせぇっちゅうんじゃ〜!!」  と、常務の怒号が聞こえてきた・・・。

恐らく前回みたいに 「会社としてどう対処するのか、いつになったらハッキリと決めるのか!」 みたいな事を問い詰めたのだろう。
その怒号があってから、部長はそそくさと一人別室から出てきたが、常務と女の子は延々2時間半も別室にこもりっきりだった。
エエ加減しつこい女やのぉと思うが、それよりも居づらくなったら逃げ出すように出てくる部長は何やねん!



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常務と女の子たちのやり取りがあってからは何となく気まずい雰囲気が社内に漂い、俺は必要最小限度以外は女の子たちと話さないようにした。
と言うか、俺からは全く喋らないが女の子たちは至って普通に俺に接している。
大人なのかそれとも腹に一物を持っているのかは分からない。



それから何日か経って、また常務から別室へ呼び出された。




「B子さんがあれだけ声を荒げて 私は絶対に許しません って言うてたけど、もしかしてサスケ君と何かあったんかなぁと思って・・・」



「 (ーー゛) 何もありませんよ! あるワケないじゃないですか!」




「あれだけ声を荒げるって言うのは普通考えにくいと思うが、あれこれ考えてて、もしや?と思ってな・・・」




「負け犬と書かれたのがよっぽど気に障ったんでしょうねぇ」


外国のことわざに “女は他人の非行は許すが、自分への侮辱は絶対許さない” とあるが、まさにその通りの事が起こっている。



「個人情報まで出されて・・・って怒っとったなぁ」 



「個人情報と言いますが、会社名を出してるわけでもなし、まして個人名を出してるわけでもないのに、あれだけでは個人情報とは言わないです。 不特定多数があれを読んで B子さん とは誰も分からないですよ。 
これで個人情報の流失や!と言うなら、民事再生と言う重要な個人情報のブログまでプリントアウトされて読まれた私はどうなるんですか? そう言うことまで読まれたくないからブロックしてたのに、わざわざ全員に読ませるなんて・・・」 


ここまで問題を大きくした部長はどう責任を取るつもりですか? と暗に匂わせたが、話はそこで途切れた。
この話し合いの中でも常務からは、出来るだけ穏便に済ませたいと言う配慮の言葉を端々に感じた。 



「取りあえず・・・ この前サスケ君がみんなの前で謝った言葉を文書にしておいで。出来るだけ具体的に且つ簡潔に。でもそれで一件落着やないで!」

後は常務に任すしかないと思い、面倒な事だが “分かりました” と返事をした。


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結局7月のボーナスはペナルティーと言う名目で約10万円ほど減給されたが、それでも正式な裁定ではないと言われた。
常務と女の子たちとの話し合いの中で、常務が
どないせぇちゅうんじゃあ~! と怒鳴ったのは、ボーナスの減給と言う形で事の収拾を図りたかったのが、それでは女の子たちが納得せず、さらに追い討ちを掛けるような発言をしたからであろうと思われる。

その後は特に目立って何か動きがあったわけではない。あるのは常務のネチネチ・クドクドと嫌味の言葉だけだった。
ある時仕事上でちょっとしたミスがあった。
この事で注意や叱責を受けるのは仕方がないが、これ見よがしにブログの内容を引き出して全然解釈の違うことを言われると不快感を覚える。

「サスケ君はブログに、“メッセンジャーみたいな仕事はイヤや!そんな仕事はやってられるかぃ!” と書いてたのぉ! そんな事言う割には、君はそのメッセンジャーすら出来てないやないか!」

と言うのでブログを確認すると、
違う違う、全然違う! 俺はこう書いていたのだ。
【本社は何か失敗すれば、その上司は責任を取らずに担当者が罰せられるので、担当者は窓口と言うよりもただのメッセンジャー にならざるを得ない】 

プリントアウトした俺のブログに色々とアンダーラインを引いたり、付箋を付けたりして何度も読み返した後がうかがえるにもかかわらず、事あるごとに何やかんやと書いたことを引っ張り出し、こじ付け、全然違う意味合いで俺を責める材料にしている。

「サスケ君は人の事は平気でボロクソに書いて謝りもしないが、自分が書かれたら烈火のごとく怒り、謝罪を求めるタイプやろな」

「自分の事は棚にあげて、人のアラ探しをして辛辣に批判する奴や」

「ブログの内容を読めば、結局サスケ君は品格のない人間やっちゅうのがよく分かる」


と、まあそれはそれは、全然当たらない安モンの占い師みたいに言いたい放題くっちゃべってくれましたわ!
あんまり黙ってるのもシャクだから、
「ブログを論文のように読むのはナンセンスとしか言いようがないです。謝らないと言うのなら、勝手にプリントアウトされ著作権を侵害された事に対しても謝ってもらってないですよね。本来は知らなかったでは済まされないことです。
それに書いた内容でその人の品格が決まると言うのであれば、官能小説家は淫乱極まりない人格なんでしょうか?評論家は評論や批評が一切出来なくなりますね。。。」

出来るだけ穏便に済ませてやろうと言う配慮をしてくれている常務だが、的はずれなことを言われて納得できなかったので、初めて反論した。
一瞬目をギラッとさせて何か言いたそうだったが、その場はそれで収まった。



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