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嫁は俺を睨みつけたまま 「子供に当たらんでもエエんちゃうの!」 
「お前、なに言うとんのじゃ?」 と言うが先か、足が出るのが先か、嫁を蹴りまくっていた。
ボクシングをやっていたので は出せない。代わりに足がとんでいた。
「気に入らんのやったら出て行きさらせ! アホンダラ!」
  子供3人が泣きじゃくる中、二人の怒声が飛び交っていた。
「出て行ったるわ!」 嫁はパジャマを着替え荷物をまとめ始めた。
車のキーと財布を取り上げ
「お前に渡すモンなんか何にもないわ!はよ出ていきさらせ!クソ女!!」と、もう一度蹴り上げた。
「アンタは鬼やなっ!」の捨て台詞を残し、ドアを思いっきり閉めて出て行った。

興奮して、しばらくは何がなんだか分からなかったが、子供たちの泣き声が耳に入り始めて、少し冷静になれた。
ここまで手を上げたのは初めてで、この時(俺はキレたら何をするか分からん)と自責の念にかられていた。
時間にして23時半を回ったところだった。出て行ったものの、金も足もなくどうするつもりなのかが気になり、それよりも子供たちの事が心配だった。
中2の長女が泣いて引きつっている妹と弟を抱きかかえるようにして震えていた。
「ゴメンな!全部パパが悪いんや! 今からママを探しに行ってくるから、お前らは心配せんと寝とき・・・」
そう言うと無言で3人はうなづいたが、震えが強くてスグには動けない様子だった。
俺は嫁が通りそうな道をたどって、夜中の街を車を走らせた。
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